Google Cloudは、アプリケーションのモダナイゼーションを計画する企業を支援する新しいツール「Application Rationalization Dashboard」を発表しました。

このダッシュボードの特に興味深い点は、データに基づいたアプローチを採用していることです。アプリケーション全体でコードを分析するCAST Highlightのデータと、アプリケーションのインフラストラクチャコストに関するインサイトを提供するGoogle Cloud Migration Centerのデータを活用しています。

これらのデータを組み合わせることで、ダッシュボードは、クラウドトランスフォーメーションへの対応状況とコンピューティングのフットプリントに基づいてアプリケーションをセグメント化し、モダナイゼーションプロジェクトの優先順位付けを推奨します。

さらに、このダッシュボードは、クラウドのブロッカーを回避するために、アプリケーションをクラウドに移行する前にモダナイズすることや、リフトアンドシフト方式を使用することなど、次のステップも推奨してくれます。

全体的に見て、Application Rationalization Dashboardは、クラウド移行やアプリケーションのモダナイゼーションを検討している組織にとって貴重なツールであると言えるでしょう。組織がより多くの情報に基づいた意思決定を行えるようにすることで、時間、費用、リソースの節約に役立ちます。