Googleは、バテルが運営する国立科学財団の国立生態観測ネットワーク(NEON)と協力して、Earth Engineを含むGoogle Cloud上でデータを世界中に共有すると発表しました。NEONは、世界最大の生態観測施設およびセンサーネットワークの1つであり、航空機観測プラットフォーム(AOP)から高解像度のハイパースペクトル画像とライダー由来の地形データを収集しています。

NEONが集めた膨大な量のデータは、それを利用しようとする研究者にとって課題となりました。この課題を克服するために、NEONはGoogle Cloudを使用してデータを処理し、衛星画像や地理空間データへのアクセスを提供するクラウドベースのプラットフォームであるEarth Engineに取り込んでいます。

このコラボレーションの興味深い側面の1つは、NEONがGoogle Cloudサービスを使用してデータを処理し、Earth Engineでサポートされている形式であるGeoTIFF形式に変換していることです。Cloud Storage、Cloud Functions、Cloud Runを活用することで、NEONは効率的でスケーラブルな処理パイプラインを作成することができました。

このコラボレーションは、クラウドサービスが、大量のデータを管理、処理、共有する研究機関をどのように支援しているかを示す好例です。Google CloudとEarth Engineの力を活用することで、NEONは貴重なデータを科学コミュニティと共有し、科学的発見と世界的なコラボレーションを促進できるようになりました。